ワールドビジネスセンター株式会社 様, 3ヶ月以内に業務システムを立ち上げ


WBC

Company

IT業界向けテンプレートで
プロジェクト単位の損益を
可視化

所在地(本社):

京都府京都市南区西九条
東御幸田町25-2

代表取締役社長兼CEO:

椋田 稔夫 氏

設立:

1966年7月

資本金:

2億3,744万円

事業内容:

コンピュータシステムにおけ
る総合サービス提供

Webサイト:

http://www.wbc.co.jp/


ワールドビジネスセンター株式会社 様

ワールドビジネスセンター株式会社様(以下、同社)は、基幹業務システムをリプレースするにあたって、販売管理システムとしてクラウドERPスイート「NetSuite」のIT業界向けテンプレートを導入。富士通マーケティング(以下、FJM)から技術支援を受けつつ、システム導入の大部分を自社で行いました。今回はその製品選定および自社導入に関わられた宮本氏と中村氏にお話を伺いました。

導入の背景
システムの老朽化と原価把握のタイミングにより、経営的な判断のスピードが遅くなっていた

宮本 学氏

ワールドビジネスセンター(株)
取締役
ソリューションサービス本部
本部長
宮本 学氏

これまで同社では、自社で開発・構築した基幹業務システムを長い間運用してきました。しかし、組織や制度の変更に伴う修正や利用部門の要望を次々と追加するうちに業務間の連携等が複雑化してしまい、これに手を加えることが困難な状態になっていました。そこで、予め完成しているパッケージの基幹業務システムを導入し直し、その業務プロセスに自社の業務と運用を合わせていくことを決断しました。  また、これまで自社開発のシステムでプロジェクト管理を行っていましたが、発生原価の途中経過が見えず、月次処理で実績値を集計するまで損益の判断ができないことに不満を持っていたと宮本氏は語ります。

「たくさんのプロジェクトが同時並行で動いている中で、プロジェクトの原価や収益がどの程度進捗しているかを早い段階で確認することが出来なかったのです。それは、基幹業務システムが分散していたために、各システムで月次確定させた実績データを集計して損益を確認するまでの時間がかかっていたことが原因。経営的な判断をするためには、このデータを一元管理することが必要でした。」(宮本氏)

そこで、同社は2010 年頃、基幹業務システムをリプレースするための検討を始めました。

導入の経緯
個々のプロジェクト単位の損益が見える「NetSuite」IT業界向けテンプレートを選定

中村 成利 氏

ワールドビジネスセンター(株)
管理本部 総務部
次長 兼統括グループ長
中村 成利 氏

同社では、一部の業務システムには既にパッケージを導入していました。しかし、社内の組織や制度の変更によって高い頻度でアプリケーションの改変が必要となるシステムについては、そのたびにベンダーを呼び解決してもらうという手法は適さないと感じていました。そのため、新たに導入する販売管理システムには、ガチガチではなく多少の汎用性があるシステムを模索していました。

また、インターネットに接続できる環境とWeb ブラウザがあればすぐに利用でき、システムの構築に大きな時間をかけずに使い始めることができるクラウド型のシステムを試してみたいという希望を持っていたこともあり、今回はクラウドERP スイート「NetSuite」のIT 業界向けテンプレートを導入しました

 「数社の提案を受けERP 製品を比較検討しました。その中で、クラウド型のパッケージ製品でIT 業界向けのテンプレートを持つ製品は、FJMから提案を受けた『NetSuite』だけでした。プロジェクト管理機能を備えた販売管理システムをすぐに動作確認できる点や、カスタマイズがある程度柔軟にできる点は魅力的でした。クラウド型の選択はセキュリティやBCP 対策も含めて検討したものです。」(中村氏)

「当社の事業形態において売上原価に占める人件費の比重が大きいため、プロジェクト管理の徹底が大変重要となります。そのためプロジェクト管理機能を兼ね備えた販売管理システムであることを前提条件とし、更に「1. クラウドであること、2. SFA・CRM 機能が強化できること、3. 可用性および汎用性があること」を選定基準のベースとしてスコープしました。その結果、今回選定したのが『NetSuite』です。各プロセスのステータス毎にさまざまな情報が一元管理でき、運用次第でリアルタイム性も向上してくるので、経営基盤の強化に繋がると考えています。」(宮本氏)

選定の決め手となったのは、誰がいつどのデータにアクセスし、どの項目を変更したかについて詳細な更新履歴が残るため、安心できること。もう一つは、最初は少ないライセンスでスモールスタートが可能で、導入費用を抑えることができる点でした。

NetSuiteの自社導入により、初期コストを約4分の1に削減

同社は今回の導入において、トレーニング・勉強会などの教育に関してはFJM の支援を仰いだものの、実際のNetSuite への設定の落とし込みやカスタマイズは、ほぼ自社メンバーで実施しました。実業務に基づく開発ノウハウやスキルを持ち合わせている同社だからからこそ、この自社導入を実現できたといえます。また、一般的に専用のサーバを購入して自社内に同等のシステムを構築した場合と比較すると、初期の導入コストは約4 分の1 に抑えられたといいます。

「全社導入後、対外的な事も含め大きなトラブルもなく稼働しています。まだ、本稼働を開始して数か月という段階なので正直これからといった感ですが、今後、プロジェクト管理の徹底はもとより、『NetSuite』の特徴を生かしたSFA・CRM の活用を進めることで情報共有基盤としての価値も高めていくつもりです。」(宮本氏)

 「自社でERP のパッケージを導入するのは初めてだったので、構築に実際どのくらいの期間 と工数が必要なのか、どのような設計が必要なのかなど試行錯誤しながら進めた部分もありましたが、思いのほかERP パッケージとしては柔軟性が高くスムーズに進行できたと思います。」(中村氏)

個々のプロジェクト単位の損益を、リアルタイムで確認できるようになった

 2012 年10 月から本稼働した同社のNetSuite。構築当初は10ライセンスからスタートし、現在は46 ライセンスまで増やしています。今後も同社は状況によりライセンス数を調整していく予定ですが、こうして導入範囲やビジネス状況により柔軟に利用する規模を変更できることもメリットの1 つと考えています。

 また、選定時の大きなポイントだった個々のプロジェクト単位の損益についても、現在はリアルタイムに原価情報や売上情報が紐付いて確認できるようになりました。これらのデータをどのように分析し、どのように経営判断に活かしていくかについては、これから少しずつ研究していきたいと同社は考えています。

北野 洋一氏

将来の展望
新たな機能を幅広く活用し、更なる効果を模索していきたい

将来は自社独自のプロジェクト管理の手法を、NetSuite の中に組み込んでいきたいと考えている同社。ほかにもNetSuite のあらゆる機能を熟知して、使いこなしていきたいと考えています。

「『NetSuite』がERP としてもつ標準的なプロセスも参考にしながら、実業務を通じてより有効と判断できる管理手法については、許容される範囲で『NetSuite』の中に組み込んでいければと考えています。まだ、稼働直後で運用を定着させることが優先ですが、今後は利用者の中からも新しい提案が出てくる事と期待しています。」(宮本氏)

また同社では、各パートナー会社とのやりとりにおいてより効率的に手続きが行えるよう、将来EC サイトを構築していくことも計画中です。FJM には、今後もさまざまなNetSuite の機能・活用方法などのアドバイスを期待しています。

(注)記載されているお役職等の情報につきましては、2013年2月現在のものです。
(注)記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。

※本原稿は、株式会社富士通マーケティングのWebサイトに掲載されたNetSuite導入事例記事からの転載です。

http://www.fjm.fujitsu.com/solution/casestudies/wbc/