プレキシオン株式会社

NetSuite OneWorld導入によるグローバル経営管理
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"NetSuite OneWorldであれば短期間で現地に適応したERPやCRMを使えるようになるので、当社にとっては強い武器となります”
プレキシオン株式会社 取締役副社長 今田 泰豊氏

Company at a Glance

プレキシオン株式会社

本 社:
〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1-14-1
設立:
2007(平成19)年9月28日
資本金:
1億円
代表取締役社長/CEO/CTO:
阿賀野 俊孝
取締役副社長:
今田 泰豊
社員数
約60名
業種:
医療画像診断機の開発・販売
Webサイト:
www.prexion.co.jp

プレキシオン株式会社

歯科画像医療診断スキャナー「PreXion3D Excelsior」の開発・販売をビジネスの柱に据えるプレキシオン株式会社は、基幹システムとしてネットスイートのクラウド型ERP「NetSuite」を選んだ。同社のグローバルビジネスを、NetSuiteはどのように支えているのだろうか。

創業から10年の節目に米国での事業展開を拡大

2007年に設立されたプレキシオンは、医師や歯科医師、その患者の満足度に応えるために見えないものを見せる技術を追求した歯科CBCTスキャナー「PreXion3D Excelsior」の製造・販売など各種サービスを包括的に提供している。 創業10年の節目を迎えた2017年1月、同社は主力市場であるアメリカでの大きな事業改革をスタートさせた。同社の海外展開開始は数年前に遡るが、なかなか本格的な事業展開ができていない状態であった。

2014年には船井電機株式会社と医療機器事業の提携を行い世界初となるLED光音響イメージングシステムの共同開発に成功している。2015年には国内大手映像・音響メーカーと歯科医療機器メーカーでグローバルビジネスを牽引してきたキャリアを持つ今田泰豊氏(現:取締役副社長)を招き入れた。2016年には歯科CBCTスキャナーPreXion3D Excelsiorが米国で医療機器を販売するために必要な市販前認可である米国FDA510(k)の認証取得を完了させた。

今田 泰豊氏

プレキシオン株式会社
取締役副社長
今田 泰豊氏

同社でグローバル展開プロジェクトを推進する今田氏は当初の背景を次のように振り返った。「業務スタイルに対する大きな懸念がありました。グローバルビジネスを成功させるためには迅速かつ的確な意思決定と業務遂行が必要不可欠です。併せてグローバル全体のビジネス状況を可視化する必要もあります。

このようなグローバル経営管理を実現するためにはグローバルで通用する基幹系システム基盤が必要であると感じました」主に研究・開発にフォーカスしていた当初、同社は安定した経営を実現しながらも、書類を中心としたアナログな仕組みで労働力に頼る事業運営を行っていたのだ。しかし、2017年から開始する大規模なグローバル事業展開を見据えた時に業務フローが追いついていかないと危惧した今田氏は、グローバル経営基盤としてのERPの導入を決断した。

ERP導入を経験していないスタッフでも業務をシステム化できる対応力を高く評価

ERPの選定を開始したプレキシオンは、ERP導入プロジェクトチームを発足することから始めた。メンバーは、今田氏をリーダーとし、事業本部マネージャーの村上哲二氏、そして、経理部門と業務部門から各一名を加えた四名体制だった。しかし、チームは最初に大きな問題に直面することになった。全員が、ERP導入経験がなかったのである。

今田氏は次のように述べている。「最初に国内の著名なERPベンダーに連絡して、説明を聞くことから始めました。ところが、我々の知識が及ばないのか専門用語が多く理解できない状況でした。また、多通貨対応や必要な機能などを質問すると、基本パッケージでは対応していなかったり、インテグレーションが発生するなど希望する業務フローが得られないといった例もありました」

グローバル展開のために必要な経営基盤の要求に対して、複数のベンダーにERPの導入を依頼してしまうと、運用後のサポートが複雑になるだけではなく整合性が取れない危険性もある。そのような中で、NetSuiteが有望な選択肢として残って行くことになったのだ。

NetSuiteの選定にあたり今田氏は次のように述べた。「NetSuiteのようなクラウド型ERPであれば短期間での導入が可能です。ハードウェア資産への投資や運用などが不要になるので弊社に最適だと考えました。加えてNetSuiteOneWorldは多言語、多通貨に対応しているためた私たちにとって最適だと判断しました」

こうしてNetSuite採用を決定した同社は、2016年5月から導入プロジェクトを開始し、わずか6ヶ月でカットオーバーさせることに成功した。

まったくERPの経験がないメンバーが短期間での導入を成功させた理由をプロジェクト責任者である村上氏は次のように語った。「短期間での導入を実現した理由は、NetSuiteOneWorldのテンプレートに実業務を合わせることを基本に考えたことと、NetSuite社のプロフェッショナルサービスの方々のおかげだと思っています

NetSuiteの標準機能を活用することを前提に、最小限のカスタマイズでプロジェクトを進めることで短期間での導入が可能になる。また、プロフェッショナルサービス部門が、プレキシオンと同じ目線に立ち業務や経理を理解した上で適切な設定やアドバイスをしていたのだ。

業務効率が劇的に改善されCRMも活用

2017年の北米展開を見据えてNetSuite OneWorldをカットオーバーさせたプレキシオンは、すでに日米でスピード感のあるグローバル経営管理を実現している。その成果について今田氏は「仕事の効率とスピードが劇的に改善されました。日米を行き来する中で、今ではスマートフォンを活用して次から次へと業務をリアルタイムにこなしています。今まで、決済処理ひとつを行うにしても自席に戻る必要があったためその成果は劇的と言えるでしょう。また、業務の透明性が高まったため状況の把握に加えてコンプライアンスも高まったと思います」と述べた。

NetSuiteの展開は大きな混乱もなくスムーズに導入できたという。若いスタッフなどはスマートフォンなどでITには慣れているので、事業効率のみならずワークライフバランスという観点でも良い効果が出ているのだ。

また、NetSuiteはERPに加えてCRMも完全に統合されクラウドで提供されるビジネスソフトウェアだ。プレキシオンでは、このNetSuite CRMの活用もすでに開始している。今田氏はCRM活用について次のように述べた。「お客様に販売後も丁寧できめ細かいサポートを行うためにCRMが必要でした。すでに北米ではNetSuite CRMを活用しサービスを行っています」

機器は約10年に渡って歯科医療の現場で使われる。一台約1,000万円の高額機器を販売する同社にとって、きめ細かなお客様のサポートは重要なのだ。それだけに、販売後の保守やサービスなどのサポート体制は必要不可欠でありNetSuite CRMがそれを支えている。

経営分析の活用や欧州での 展開を目指す

今田氏は今後に向けた計画について次のように 語った。

「米国でのビジネスが軌道に乗ったら、次は欧州に進出する計画です。その際にも、NetSuite OneWorldであれば短期間で現地に適応したERPやCRMを使えるようになるので、当社にとっては強い武器となります」

クラウド型ERP NetSuiteは、地域や拠点、利用ユーザーの広がりによるキャパシティを意識する必要がないため容易に海外への展開が可能になるのだ。現在、NetSuite OneWorldでは20の言語、190の通貨に対応している。また、「今後NetSuiteを活用してデータなどが多く蓄積された際には経営のリアルタイム分析にも活用していく」と今田氏は付け加えた。

NetSuite OneWorldが、グローバル経営を行うプレキシオンの業務プロセスの統合とガバナンス強化、そしてスピード経営を支えているのだ。



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2017年3月現在