タナベコンサルティンググループが9つに分散していた基幹系システムをNetSuiteで一本化

タナベコンサルティンググループが9つに分散していた基幹系システムをNetSuiteで一本化業務効率性の向上とコスト削減を実現

株式会社タナベコンサルティンググループは、大企業から中堅企業まで幅広い顧客企業を持ち、全国で事業を展開する経営コンサルティング企業です。日本の経営コンサルティングのパイオニアと呼ばれる同社は、創業以来65年間、経営戦略の策定から現場マネジメント、業務オペレーションに至るまで総合的に企業を支援しており、北海道から沖縄まで全国に展開する地域密着型のコンサルティングアプローチで、常に新しいビジネス分野への開拓を続けています。

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会社名

株式会社タナベコンサルティンググループ

本社

大阪本社〒532-0003 大阪市淀川区宮原3-3-41 東京本社　〒100-0005　東京都千代田区丸の内1-8-2鉃鋼ビルディング9F

資本金

17億7,200万円

従業員数（グループ全体）

592名（2022年9月1日現在）

旧システム

自社構築業務システム
Salesforce

導入製品:

NetSuite ERP
NetSuite Financial Management
NetSuite Inventory Management
NetSuite CRM
NetSuite SuiteProjects
NetSuite Work Orders and Assemblies

導入パートナー

コムスイート株式会社(opens in new tab)

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「NetSuiteの導入により、バラバラだったシステムが統合され、大幅なコスト削減と開発期間の短縮が可能になりました」
株式会社タナベコンサルティンググループ執行役員コーポレート本部副本部長経営企画部・デジタル戦略部担当都築伸佳氏

経営コンサルティング企業の自社業務改革

日本市場を席巻する独自モデル: 1957年に設立されたタナベコンサルティンググループは、日本における経営コンサルティングのパイオニアであり、幅広い業界において企業戦略やデジタル変革を提供するリーディングカンパニーとしての地位を確立してきました。現在も、日本全国の地域拠点にコンサルタントを擁する唯一の企業として、卓越したカスタマーサービスと地域密着型のノウハウをもとに、目覚ましい成長を続けています

オンプレミスシステムがビジネスの負担に: 販売管理システムとして長年にわたって高度にカスタマイズし続けてきたオンプレミスのオフィスコンピューターを利用していました。このフルスクラッチで開発された９種類のレガシーシステムは、管理するための専門スタッフが必要で、かつ併用していた会計ソフトやクラウドCRMなどのシステムと統合されておらず、複数のデータサイロを形成していました。そして、このように混在したミッションクリティカルなシステムを管理・維持するために、全国10拠点に50名規模でサポート担当を配置する必要がありました。

統合ソリューションが数多くのコスト削減を実現: 4年前の2018年に、9つに分散していたシステムをNetSuiteで置き換えました。現在では、全国10拠点のCRM、SFA、会計業務、そして販売管理にNetSuiteを利用し、年間ランニングコストで、約30%以上のコスト削減を実現しています。さらに、サポート部門の従業員20名を新設のCRM部門に配置転換し、リード獲得数を約30%増加させることに成功しています。

クラウドアプリケーションが支える持続可能な未来: NetSuiteで業務プロセスやデータ管理を効率化し蓄積されたデータをダッシュボード上で可視化することにより、迅速な経営判断と的確な経営戦略が打てるダッシュボードマネジメントを実現しています。このデータ活用の取組みにより顧客獲得に注力することが可能になりました。また同社では、契約書・請求書のやり取りを紙からデータに切り替える「スマートDXプロジェクト」を進めており、NetSuiteを利用して他のクラウドサービスと連携させ、帳票類のデジタル化や入金のマッチングなどの仕組みを開発し、ペーパーレス化とフルリモートワーク環境の整備を推進しています。