基幹系の関連システムの統合による自動化で、 より付加価値の高い業務へとシフト

オーク情報システムは、機器販売と情報処理を主要事業とする株式会社大林組の情報関係会社2社が2002年10月に合併してスタートしました。以来、世の中のIT化やデジタル化の進展に追随しつつ大林グループのデジタル変革を支え、建設分野における様々なデジタルサービスを提供しています。そうした中で磨かれてきた技術力や業務ノウハウを豊富に蓄積していることが同社の特徴です。この強みを活かしつつ、既存の枠組みや常識にとらわれない「スパイス」を効かせたアイデアとソリューションを提供しています。


株式会社オーク情報システム

会社名

株式会社オーク情報システム

所在地

東京都品川区東品川2-2-20
天王洲オーシャンスクエア10階(受付)、11階

資本金

4,500万円

従業員数

196名(2024年10月1日時点)

支社数

2

旧システム

国産パッケージシステム

クラウドERPがどのようにあなたのビジネスを効率化できるのかをご確認ください

お問い合わせ (新しいタブで開きます)

“私たちが軸足をおく建設業界を中心として、サプライチェーン/バリューチェーン全体のデジタル変革を支えていく事業をこれからも積極的に推進していきます。その根幹を担う基幹システムの基盤としてNetSuiteを最大限に活用していきたいと考えています。” 安井 勝俊氏 - 株式会社オーク情報システム 代表取締役社長

見積から受発注にいたるデータを一元管理して業務を効率化

大林グループの知見を活かし、
建設業務のDX化を支援
同社は、建設業向け日報・出面システムの「日報365」や、地上撮影/空中撮影を含む建設プロセス全体で活用できるリアリティキャプチャ・プラットフォームの「DroneDeploy」といったソフトウェア製品のほか、ネットワーク構築からサーバー構築、保守・運用まで幅広いサービスを提供し、建設業務のDX化を支援しています。
さらに建設業界だけにとどまらず、工場をはじめ、学校の運動場や体育館、スポーツイベント、病院・介護施設、災害等避難所、農作業場など、様々な事業分野で従業員や利用者の安全を確保する環境モニタリングクラウド製品の「SisMil(シスミル)」の提供を通じて、広く社会に貢献しています。
一貫したデータ連携ができない
非効率な事務処理環境

同社は2004年に導入した販売管理システムを、バーションアップを繰り返しながら利用を続けてきました。しかし、2022年3月に現行バージョンでの保守期限が到達することから、システムの再構築が迫られていました。

また、この販売管理システムは、会計システムやICT機器の注文・販売・管理を行う機器ソフト管理システム、見積書作成システム、費用計画や管理を行うプロジェクト管理システムなど、多くのシステムを連携させることで基幹業務を遂行していましたが、一貫したデータ連携ができていないことも課題となっていました。手作業によるデータの入出力や実データの参照といった煩雑な操作が必要で、人為的なミスも発生するなど、非効率な事務処理環境の改善が急がれていました。

基幹系の関連システムを統合して
多岐にわたる業務時間を削減

上記の課題を解決するため同社は2020年8月、基幹システム全体の見直しに着手。クラウド型ERPパッケージソフトを導入するのが最適と判断し、基幹システムの統合と同時に他の周辺システムともデータ連携を進めることで、全社のすべての部門の業務効率化とスピードアップ、ペーパーレス化を図るという方針のもと、NetSuiteを選定しました。

2022年5月までの第1フェーズでは、在庫品の自動引当により月間平均で40時間の処理時間を短縮し、商品倉庫における管理業務を効率化しました。加えて、自動メール送信による仕入先への発注処理時間を40時間/月短縮、請求書への社印押時間を15時間/月短縮、売上高表や入金管理表の作成時間を12時間/月短縮、支出書の仕訳データ作成時間を10時間/月短縮といった 、多大な定量効果を様々な業務にもたらしています。

さらに2023年12月までの第2フェーズでは、NetSuiteの利用機能は商談管理、見積、受注、発注、商品入出庫(在庫管理)、売上、仕訳、支払、入金など、基幹システムのほぼすべての領域に拡大。見積から受発注にいたるすべてのデータの一元管理が可能となり、様々な自動化機能によって時間短縮と誤操作の防止が進んでいます。例えば発注業務に関して月間平均で60時間程度の時間削減が見込まれています。こうして生み出された時間を生かし、社員をより付加価値の高い業務にシフトすることが可能となりました。

基幹システムにとどまらないNetSuiteの利用で競争優位を確立

Excelを使って作成していた売上高表もNetSuiteから簡単に出力できるようにするなど、同社は基幹システムの領域にとどまらず、NetSuiteの利用範囲の拡大を進めています。そうした中で予算管理やプロジェクト管理、CRMといった機能の活用もすでに着手しています。

今後は、社員自身で日々の営業活動やマーケティング、財務分析などの業務において必要なときに必要とするデータを簡便に取り出し、活用していける体制整備を推進。そこから得られた知見を大林グループだけでなく、様々な顧客に提案し、DX化の支援につなげていく構えです。NetSuiteのHow(どう生かすのか)を常に念頭におき、新たなアクションを次々に起こすことで、同社はさらなる競争優位を確立していこうとしています。


リソース


No.1クラウドERPについてさらに詳しく

お問い合わせ
営業担当者とチャット

NetSuiteにご関心をお持ちですか?

チャットを開始