経理・財務管理者
スポットライト

2006年設立のGuzman y Gomez (GYG読み：グズマン・イー・ゴメズ)社は、健康志向の消費者に向けて新しいタイプのファストカジュアル・レストランを展開しています。

現在3,000人の従業員と135店のレストランをオーストラリア、シンガポール、日本、米国で展開しており、世界規模の展開を計画しています。Guzman y Gomez社について さらに読む。

シドニーのサリー・ヒルにあるGuzman y Gomezの本社を訪ねて、最高財務責任者のマイケル・ヒルショビッツ氏にお話を伺いました。興味深いお話の一部をご紹介します。

Q&A

あなたが直面している主な課題は何ですか？

マイケル・ヒルショビッツ氏: 2020年は本当に興味深い1年でした。サステナビリティ、気候変動、グローバルなマクロ経済に関する諸問題について、企業経営、財務活動、顧客コミュニケーションの方法に反映する必要がありました。今はビジネスの進化の大きな転換点にあると考えています。企業は財務面と経営面の両方で、そのことをよく意識しておく必要があります。

今後5年間で優先的に取り組むべき課題は何ですか？

ヒルショビッツ氏: 私たちは、非常に変化の速い世界に暮らしています。グローバルな影響、サスティナブルなやり方、環境への影響に対してより敏感になる必要があり、世界はその方向に進んでいると思います。経理・財務管理者としても、一市民としても、これらの問題に対する意識を高めて、効率や人々の生計に悪影響を与えずに、できるところから実践していく必要があります。

経理・財務管理者の役割は進化しています。5年前の役割と現在の役割を比べて、どのようにお感じになりますか？

ヒルショビッツ氏: ビジネスにおける経理・財務管理者の役割は、財務のみに焦点を合わせた役割から、ビジネスの成長を確保し、財務の目で経営に参加する役割に変化したと思います。つまり、ビジネスをマーケティングの観点や経営の観点だけでなく、財務の観点からも見る必要があります。

テクノロジーにどのような期待をお持ちですか？

ヒルショビッツ氏:GYG社のビジネスにおけるテクノロジーの役割は非常に大切です。これは、成長しているあらゆるビジネスにおいて大切なことだと思います。当社は、レストラン、デジタル、アプリ、デリバリー・パートナーのいずれでも、最善の方法でシームレスにコミュニケーションしたいと考えています。テクノロジーは、それらすべてを結び付けてくれます。これは、本当の意味で統合されたテクノロジーがなければできません。

今後どのような新しいテクノロジー・トレンドが主流になり、ビジネスの効率にどのような影響を及ぼすと思いますか？

ヒルショビッツ氏:GYG社では、ビジネス・インサイトを得るためにAIをぜひ採用したいと考えています。当社には1年に1,000万トランザクションの膨大なデータがあります。当社には何千ものメニュー項目や何百万もの変更因子があるため、データを収集して、リソースを集中する方向性が正しいことを経営幹部が確信できる洞察を提供できるテクノロジーが必要です。

AIと分析は絶対に重要です。また、お客様が望む方法で当社や当社のレストランとコミュニケーションできるように最新のテクノロジーを用意することも非常に重要です。

2030年の経理・財務管理者はどのようなスキルを開発する必要があると思いますか？

ヒルショビッツ氏:従来の経理・財務管理者は財務畑出身の人で、内向的で1つのことに集中するタイプの人が多いようです。将来、これでは難しいでしょう。将来の経理・財務管理者はもっと感情に寄り添い、いろいろな面で円熟した人である必要があります。外交的で、会社全体の事柄に関われるビジネス・リーダーになる必要があります。