多くの企業がエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)システムによって組織全体の情報を統合して組織化しています。従来、会社は、所有するローカル・サーバーやその他のインフラ上に、ERPをインストールしていました。現在、一般的にオンプレミスと呼ばれるものです。

これらのオンプレミス・ソリューションは事業運営の効率化を支援して多くの利点をもたらしましたが、不得手とする領域もあり、それは特にコスト、俊敏性および保守に関連します。クラウドベースのERPは、オンプレミス・ソリューションに伴う多くの問題を解決し、対応するオンサイトのシステムと比較して数多くの長所を備えています。

では、クラウドベースのERPとは正確にはどのようなもので、組織はなぜ、この重要なビジネス・システムをクラウドに移行する必要があるのでしょうか。

クラウドERPとは

一般的に、ERPで財務、在庫と注文管理、サプライ・チェーン管理、人事などにわたって業務が統合されることにより、使用する企業の95%でビジネス・プロセスが改善しています。

ただし、オンプレミス・システムとは異なり、クラウドベースのERPは、インターネットを介してアクセスされるクラウド・ベンダーのサーバー上で実行されます。クラウドERPには、複数の提供モデルがあります。クラウド・ベンダーの中には、単に、同じオンプレミス・ソフトウェアを独自のデータ・センター内で管理し、インターネットを介して顧客に提供する(ホスティングと呼ばれます)にすぎないベンダーもあります。別の、より一般的なモデルはSoftware as a Service (SaaS)です。SaaSは、マルチテナント・アーキテクチャで動作します。つまり、すべての顧客が、データベース・レベルで分離された同じバージョンのソフトウェア上で実行します。ベンダーが保守する必要のあるコード・ベースは1つのみとなり、アップグレードのたびにすべてのカスタマイズと統合が自動的に反映されるため、スケール・メリットが生まれます。アップグレードについても、顧客側で必要な作業はほとんどなく、SaaSモデル内で行われる頻度が高くなります。

オンプレミスからクラウドに移行する理由

オンプレミス・システムでは、顧客が、独自のデータ・センター内のサーバーおよびその他のハードウェアを保守する必要があります。これらのオンサイト・システムには、多くの場合、ハードウェア、ソフトウェア、物理的な拠点およびそれらを実装して運用を保持する担当者への多額の投資が必要となります。多くの企業が固有のニーズにあわせてソフトウェアを大幅にカスタマイズするため、アップグレードについても問題があります。

ベンダーがアップグレードの形式で機能改善をリリースする際には、カスタマイズと統合をテストする必要があり、ユーザーの再教育が必要になることがあります。これにより、場合によっては、企業に新規実装と同程度の大混乱を招く可能性があります。結果として、多くの企業がアップグレードを実施せず、古いバージョンのソフトウェアを使用し続ける"バージョン・ロック"とも呼ばれる状況に陥ります。

通常、クラウドERPソリューションは、より効率的なアプローチを提供して、会社が膨大なコンピューティング能力を活用できるようにします。ほとんどの場合、オンプレミスからクラウドERPにシフトすることで、初期コストが削減され、実装が高速化されて、物理リソースと従業員リソースの使用量が削減されます。クラウドベースのシステムは高度に適用可能かつ可用性が高いため、会社は、これらのシステムを使用して、俊敏性を高めることができます。また、バグ修正、パッチおよびアップグレードに関連するすべての作業をベンダーに任せることができるため、経営陣は、自分の事業の運営や成長手段の模索に集中できます。

ERPに移行する12の理由

会社がオンプレミスからクラウドERPに移行する可能性がある理由は数多くありますが、ここでは、最も大きな理由をいくつか示します。

  1. より低いコスト

    クラウドERPを実装する初期コストはオンプレミスのシステムよりも大幅に低く、また、継続的に発生するコストも削減できます。導入後は、保守およびサポートを考慮したとしても、サブスクリプション・コストを低く抑えることができます。通常、このコストは、初期ライセンス・コストの20%に、ハードウェアとその保守およびアップグレード費用、そしてそのすべてを管理するために必要なITスタッフのコストを合わせたものです。オンプレミスERPの高額な初期コストを受け入れがたい小規模な企業にとっては、テクノロジが会社に恩恵をもたらすとしても、これらのコストの削減がキーになる場合があります。

  2. アップグレードと保守

    ベンダーがすべてのシステムをホストおよび保守するため、企業は、ERPのアップグレードまたは維持について心配する必要がありません。データベース、サーバーおよびその他のインフラはプロバイダにより保守され、新規更新または改善プログラムは、すべての顧客に対して自動的に適用されます。これにより、ソフトウェアが安全であり、適用可能なあらゆるルールと規制に準拠していることが確実化されます。単一のベンダーが、発生する可能性のあるあらゆる問題を処理し、説明責任を向上させます。サブスクリプションベースのサービスとして、クラウドERPベンダーは、多くの場合、問題を迅速に処理するために24時間年中無休でサポートを提供します。ビジネスはそのサービスの可用性に依存するものであるため、クラウドERPを使用すると、企業の社内ITスタッフで対処する場合と比較して、通常、稼働時間およびセキュリティが改善します。

  3. 新興テクノロジへのアクセス

    テクノロジは、非常に速いペースで進化しています。会社にとって、競合会社と同列に並ぶのみでは不十分で、他社に先んじることが必要です。高度な分析、人工知能、機械学習およびその他の技術革新により、膨大なデータを利用して、より正確な予測を行い、隠れた洞察を見出して、業務を改善し、革新的な新商品またはサービスを開発できるようにします。

    しかし、これらの新興テクノロジを実装するには、データ・インフラとデータ処理、および特定の技術的専門知識のある担当者に多額の投資を行う必要がありました。これらすべてが要因となり、ほとんど会社にとって、この革新的なテクノロジは手の届かないものでした。

    クラウドERPは、AI、ML(マシーンラーニング)、高度な分析およびサービスにすでに統合されているその他のビジネス・インテリジェンス・ツールを使用して、これらの卓越したテクノロジを活用するためのより高速で経済的な方法を提供し、コスト(およびリソース)に関する障壁の多くを取り除きます。つまり、会社は、オンプレミス・システムの場合に必要な物理インフラ、コストまたは技術的人材がなくても、この新しいテクノロジによって提供される多種多様な利点を活用できます。

    たとえば、General Electric(GE)がオンプレミスからクラウドERPに移行後に実現したコスト削減、自動アップグレード、スケーラビリティおよび順応性により、GEの3Dプリントの部署は、この分野のより高速にアイデアを開発して発売するイノベーションを活用し、3D製造の世界における成長の原動力となりました。

  4. セキュリティ

    一部の企業は、主にセキュリティ上の懸念を理由として、自社の財務データをクラウドに置くことに今もなお慎重です。これは、クラウドベースのERPの短所として捉えられることがよくありますが、クラウドベースのソフトウェアのセキュリティは、通常、オンプレミスERPのセキュリティより優れています。現在のクラウド・テクノロジは、最先端の暗号化、多要素認証およびその他の重要なセキュリティ対策があらゆるシステムに組み込まれており、非常に安全です。また、クラウドERPサーバーは集中管理された安全な施設に配置されるため、物理的な盗難のリスクは低下します。この場合も、スケール・メリットにより、クラウドERPプロバイダは、一般に個別の企業よりも多くのリソースをアプリケーション、データベースおよび物理的なセキュリティに投入できます。

  5. 導入

    クラウド・ソリューションは、オンプレミス・システムよりはるかに高速に構成および導入できます(最大でも100日未満)。これは、ハードウェアとソフトウェアを稼働させる責任をベンダーが担うためです。これにより、切替えが行われる間のダウンタイムが削減され、企業は、高まる需要を満たし、急速に変化する市場に適応するために、迅速に移行できます。

  6. リアルタイム・データ

    クラウドERPは、古いシステムよりも適切にリアルタイム・データを提供します。アプリケーションおよび情報はクラウドの一元化された場所でホストされるため、提供される情報は常に最新です。様々な統合ポイントのボトルネックをなくすことで、レポートや予測用のデータが不正確になる可能性を少なくしています。

  7. より簡単なカスタマイズ

    特定の経営目標を満たすためにオンプレミス・システムを構成する場合、会社があらゆる作業を社内で独自に行う必要があるため、クラウドベースのERPと比較して、より多くのコストがかかり、より多くの時間とIT担当者への投資が必要となります。これには、ERP機能の適切な組合せとサードパーティ・アプリケーションを組み合せたり、必要な任意のソフトウェアとハードウェアのアップグレードを行う作業が含まれます。このすべてが、基幹業務システム開発の専門知識を持つITスタッフが不足している会社内で、複合的に発生します。これらが組み合わさると、オンプレミス・システムのフル・カスタマイズを維持できなくなり、経営目標を妨げる可能性があります。

    一方、クラウドERPソリューションの調整は、カスタマイズがベンダー側で処理されるため、より簡単でコストの低いプロセスになります。ハードウェアまたはソフトウェアへの追加の支出はなく、ERPに関する専門知識は必要ありません。このため、会社は、自社固有の状況に合ったシステムを最低限の投資で設計できます。

  8. 簡素化されたコンプライアンス

    財務、医療、防衛およびその他の高度に規制された業種の場合、規制に準拠するために、オンプレミスERPを手動で更新する作業が頻繁に発生し、煩雑になりがちです。会社は、準拠した状態を保つために、絶え間なく変化し続ける国内および国際ルールの更新について全知に近い知識を維持し、高額な手数料やその他の法的な影響を回避することを求められます。次に、変更内容を現在のシステムに統合し、必要に応じて、ソフトウェアおよびハードウェアに対するアップグレードを行う必要があります。

    一方、クラウドERPベンダーは、国際規定(HIPPA、GDPR、GAAPなど)への準拠に先見的に対応します。これらの規制は、クラウドERPにすでに組み込まれており、企業が常にコンプライアンス基準以上を満たすよう、自動的に更新されます。多くのクラウドERPにはローカライゼーション機能があり、会社は、この機能を使用して様々な会社の規制間で切り替えて、グローバルな業務にわたりコンプライアンスを促進できます。

  9. アクセシビリティ

    クラウドERPは、インターネット接続とブラウザを使用して、ノートPC、スマートフォン、タブレットといったどのデバイスからでもアクセスできるため、どこからでもデータの入力、参照および情報共有を行うことができます。これにより異なる部門や関連会社が、同じ情報ソースにアクセスし、会社のオフィスや国をまたいで作業できます。オンプレミス・システムを使用するときのように、専用のVPNは必要ありません。重要なのは、クラウドERPではVPNまたはエミュレーション・ソフトウェアを購入およびサポートする必要がなく、アクセスするためのコストが低くなるということです。

    クラウドERPを使用すると、主要な意思決定者は、移動中または正規の勤務時間外に接続状態を保つことができ、企業は、リモート・ワーカーをより簡単に採用できるようになるため、活用できる人材の母数が拡大します。

  10. スケーラビリティ

    クラウドERPによって提供される迅速かつほぼ無制限のスケーラビリティは、オンプレミスERPでは実現不可能です。オンサイト・システムをスケーリングする場合、高まるニーズを満たしてコストの高い複雑なタスクを実行するために、複数のハードウェアをアップグレードまたは修正する必要があります。クラウド・ソリューションの柔軟な設計により、リソース使用量を必要に応じて増減できるため、ERPを企業とともに成長させることができます。新規採用の急増、別の企業の買収、または新しい製品ラインやビジネス・ユニットの追加に適応できるよう、簡単に拡大できます。

    クラウドERPは、複数の場所にわたって導入する場合に構成をリモートで実施できるため、さらにコストを削減できます。これは、ハードウェアへの投資が最小限になり、すべての場所に導入チームを送る必要がないことを意味します。

  11. 障害回復

    ハードウェア障害、火災、洪水または盗難が発生した場合、失われたデータを回復して、可能なかぎり短時間のダウンタイムで業務を続行できることは重要です。防災および障害回復は会社のテクノロジ・インフラとシステムにとって最も重要な部分であるものの、ほとんどの会社は、この領域への対応が遅れており、致命的なデータ損失によって自社のオンプレミスERPが影響を受けた場合、かなりのリスクを負うことになります。

    クラウドERPサービスは、障害回復を考慮して設計されており、防災および回復ソリューション(単一障害点を回避するために複数の地理的な場所にデータのコピーを保存したり、障害の検出時に自動的にバックアップ・データにシフトするなど)が組み込まれています。

  12. 安心感

    通常、オンプレミスERPは、様々なコンポーネントのベンダーが、ソフトウェアの更新やパッチ、ハードウェアのアップグレードや修復、さらにはこれらの製品に対する技術サポートの電話対応を最終的に中止する、サポート終了日に直面します。

クラウドERPプロバイダは、サービスが提供されているかぎり、オンプレミス・システムの期限を超えてクラウドERPソリューションの有効期限を延長し、テクノロジを転換する必要性を減らして、完全なサポートを維持し続けます。また、クラウドERPは、複数の場所または地域にわたって導入する場合のコストが低く、構成をリモートで実施できるため、すべての場所に導入チームを送る必要がありません。

クラウドへの移行に向けた主張

これらの利点にもかかわらず、多くの意思決定者は、依然として、クラウドERPに移行する必要性に疑問を抱く場合があります。

クラウドERPを推進するビジネス・ケースでは、まず、この種類のシステムによって会社が何を得られるかについて、コストの削減、収益の増加、リソースやプロセスの最適化、特定の問題の解決などを例に示します。

これらの項目を認識した意思決定者は、組織の問題に対処する価値を立証することが必要になります。この価値は、明らかな定量的利点(収益の増加やコスト削減など)の形式である場合も、間接的な定性的利点(生産性の向上など)の形式である場合もあります。この提案では、次のような複数の重要な要因を考慮する必要があります。

  • クラウドERPソリューションのサブスクリプション料金を、既存のオンプレミス・システムの初期ライセンス・コストとどのようにして比較するか。
  • クラウドベースのERPは、保守とサポート、ハードウェア、データ・センター、スタッフおよびその他ITコストの点で、どれくらいの節約になると予想されるか。
  • 各ビジネス・ユニットはどのように利益を得るのか。
  • 在庫管理、収益認識、分析、組織全体の予測などの業務は、どのようにして円滑化され、簡易化されるのか。

考慮するもう1つの重要な側面は、多くのオンプレミスERPプロバイダ自体が、クラウドERPにシフトしつつあるということです。多くの場合、ベンダーにとって、顧客の従来型オンプレミス・システムに対する開発およびサポートの優先順位は低下しているため、ソフトウェアやインフラの保守およびアップグレードは困難になります。企業がクラウドERPへの移行を選択した場合でも、アップグレードは基本的に全体に対する新しい導入となるため、慣れているからといって同じプロバイダで固定化するのではなく、コスト、機能およびその他のニーズを完全に満たすようなプロバイダを求めて比較検討するのは当然のことです。

前述したクラウドERPに共通の利点に加えて、投資収益率(ROI)は、通常、意思決定者にとって重要です。ERPのROIの計算式は、次のとおりです。

ROI = ERPの財務上の利益/総所有コスト

これは、ERPが最終的な収益に貢献した予想金額をシステムの総所有コストで除算した後、結果の数値に100を乗算してパーセンテージを求めることによって計算されます。これらの目的の場合、財務上の利益には、売上増加などの直接的な利益と、コスト削減などの間接的な利益が含まれます。TCO(総所有コスト)には、導入、サブスクリプション料金、担当者、トレーニングおよび保守が含まれます。したがって、たとえば、クラウドERPの予想される総利益が$100,000で、導入の総コストが$75,000である場合、ROIは133%となります。

資本支出を最小化する一方で、運用コストを削減する必要のあるCFO、およびその他の財務意思決定者は、投資収益率に特に高い関心を寄せています。ERPソリューションを最も歓迎するのは、多くの場合、財務スタッフと会計スタッフです。255社を対象とした調査では、回答者の89%が、最も重要なERP機能が会計であるとしていました。

CFOがそのように感じる大きな要因は、サーバーの停止、ネットワーク・スイッチの故障、ハードウェアの障害、データ損失など、オンプレミスERPの運用にかかる計画外のコストを制御することが必要であるためです。つまり、オンプレミス・システムのあらゆるコンポーネントが、計画外の支出の発生源となりうるのです。クラウドERPテクノロジにより、ハードウェア、ソフトウェア、導入およびITスタッフへの資本支出を大幅に減らすことで、これらの変動部分が削減され、多くの計画外支出が軽減されます。サブスクリプション・モデルによっても、コストの予測可能性が高まります。

クラウドERPへの移行を主張するビジネス・ケースでは、基本的に、変化を促す弁論を展開し、具体的な数値でそれを裏付けます。

クラウドでの成功事例

多くの企業にとって、オンプレミスからクラウドERPにシフトしたことは有意義でした。これらの企業の多くは、クラウドERPの導入が速く、大幅にコストを削減でき、成長を支援してくれると述べています。

迅速な導入

クラウドERPソリューションを選択する会社には、より迅速でシンプルな導入の恩恵を受けることができます。新たな取り組みをサポートでき、迅速な調整を可能にする拡張性の高い機能により、すばやい対応が可能になります。

たとえば、Quickenは、元の親会社Intuitから分離された後、その再編成の条件として、即時にIntuitのERPからNetSuiteに切り替える必要がありました。NetSuiteのクラウドベースのERPにより、移行は容易に行われ、渦中の問題も最小限に抑えられました。

同様に、クラウドベースのERPにより、事務用品流通業者Sourcingpartnerは、拡大した顧客基盤と新しい製品ラインの急速に増加する需要を満たすために、その在庫およびロジスティクスのテクノロジを置き換えることができました。SourcingpartnerはNetSuiteをわずか95日で実装し、1年の最も忙しいシーズンにちょうど間に合わせることができました。

コスト削減

クラウドERPは、その機能とTCOの両方で大幅なコスト削減を提供できます。たとえば、流通業者Right Way Medicalは、その5つのシステム(QuickBooksやExcelなど)の混合を包括的なクラウドベースのERPで置き換える必要がありました。この会社は、現在、NetSuiteと自社が所有する固定資産ツールでのみ運営されています。NetSuiteは従業員2、3人分の作業をこなし、会社の請求プロセスにかかる日数を短縮して、時間とコストを削減しています。

同様に、世界最大のカーペット製造業者Shaw Industriesは、2層ERPアプローチの一環として、中国(210,000平方フィートの工場を250人の従業員で開始)およびその他の国にある子会社の運営にNetSuiteを採用しました。Shawは、スケジュール前倒し、かつオンプレミス・システムの何分の1かのわずかなコストで、この大仕事を完了しました。

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NetSuiteを使用したクラウドへの移行

適切なクラウドERPプロバイダおよび導入パートナーを選択することで、オンプレミスからクラウドERPへのシフトは必ず成功できます。顧客が31,000社を超えるNetSuiteは、多くの企業がクラウドに移行し、この導入モデルの利点を実現するのをサポートしてきました。NetSuiteの統合されたERPプラットフォームにより、企業は1つの場所で組織全体を表示し、財務、サプライ・チェーン管理、人事、顧客管理にわたって業務の改善を推進できます。

その結果、事業が効率化され、前の項で説明したように、多くの場合、コストを削減して収益性を高めることができます。

クラウドERPは、サイロ化されたビジネス部門を統合して、組織が課題を解決し、プロセスを改善して、目標を達成できるようにします。最終的に、クラウドERPの利点は、主に次の4つです。

  • 急速に進化する市場の需要を満たす俊敏性を提供します。
  • 生産性、収益および成長の向上を最小限のコストで促進します。
  • テクノロジ・インフラおよびアプリケーションを必要に応じて拡張および削減できるようにします。
  • 新しい製品やサービスの実現可能性および生産能力を高めることで、開発を促進します。

これらすべての利点により、多種多様な業界にわたる数多くの様々な会社にとって、これは価値ある投資となります。業務をクラウドで管理することの利点を認識し、採用に向けて動く会社は今後さらに増えるでしょう。