NetSuiteは、システムインテグレータやソフトウェア、ハードウェア開発・販売事業者、SaaS/クラウド事業者など750社を超えるIT企業に採用されています。
プロジェクトを通じてIT企業の実態を探ると、先進的なIT技術をお客様に提供しているにも関わらず、自社内のシステムの悩みは多岐に渡るようです。ここでは代表的なIT企業の課題を明確化したあとにNetSuiteがどのようにその課題に対応するのかをご紹介いたします。
ソフトウェア販売事業者やSaaS事業者は、月ごとに請求を実施するサブスクリプションビジネスを運営しています。一般的にサブスクリプションビジネスの特長は、小額かつ大量の請求書を発行します。これらの契約情報はExcelなどで管理していたり、請求処理に人的リソースが割かれて請求ミスだけでなく請求コストが膨大になっています。
国際会計基準審議会(IASB)や米国財務会計基準審議会(FASB)などによる新しい収益認識基準が次々と定義されています。これらの基準はIFRSや米国会計基準に準拠するすべての企業で適用されるべきものであり、それらへの対応が容易ではない。
システムインテグレータにとってプロジェクトの収支は、実績および予測の両方で常に透明かされている必要があります。しかし、現状のプロジェクトが黒字なのか、赤字なのか、利益率はどれくらいなのか、経費や人件費はいくらかかるのか など全く見えない状態のため会社に貢献するプロジェクトなのかを把握できない。
サブスクリプションビジネスを行なう事業者にとって継続契約は、企業の業績を左右する重要な指標の一つです。しかし最初の契約以降、社内の契約管理部や経理部が主導となるためプロアクティブな営業がされておらず、契約継続を行なうお客様が減少してしまう。
営業担当者は販売後にサポート部門にお客様を引継いでしまうため、製品やサービスの問題やクレームを営業担当者が捕捉できない状態になっている。このようにあらゆるシステムが分断されているためにお客様を中心とした360度ビューがないため、プロアクティブな対応ができずに顧客満足度が低下してしまう。
パートナー制度を導入しているが、販売代理店やソリューション提供事業者への情報提供や案件共有の仕組み、実績、コミッションなどが統一的に管理できていないために、パートナー企業や社内パートナー担当者の貢献度が正確に把握できない。また顧客の状況をパートナーと共同で把握する仕組みがないので、情報共有に非常に時間とコストがかかる。
少しでも利益を確保するために企業は、より高額な販売やセット販売を行なう必要があります。しかし、ほとんどが営業や静的なWebサイトによる成果のみでまかなわれるために企業レベルの統一的なクロスセル、アップセルの仕組みがない。
見積り作成から受注、請求書発行、契約更新にいたるビジネスプロセスがすべて分断されたシステムや紙文書、Microsoft Excelで行なわれているために生産性の高い業務が行なえていない。また、プロセスを一つ進めるにもシステムに都度入力したりするので手動による人的ミスが頻発している。
あらゆるシステムが分断されているために必要な情報を横断してあらゆる角度から閲覧できない。これらを解決するために間接費が膨大になってしまう。