NetSuiteの製造業向け機能は、生産工程に必要な管理力や影響レベルに応じて、3通りの方法で設定できます。通常、製造業における主な管理文書は作業指示書ですが、NetSuiteは作業指示書を使わない環境にも対応しているため、リーン生産環境でも有効です。NetSuiteの高度な製造業モジュールは、自動一括作成、完全な追跡可能性、生産管理とスケジュール作成機能を搭載し製造業をサポートします。
CRM (顧客関係管理) はNetSuiteの柱の1つであり、CRMの主要機能はベンダー関係管理のための機能にも適用されます。ベンダーを関与させ、その後もワークフローを使い、定期的にベンダーを監査できます。すべての取引が記録、分析の上、ベンダースコアカードに反映されるため、各ベンダーのパフォーマンス管理が簡単になります。現在および将来的なプロジェクトで簡単かつ迅速な協働を可能にするベンダーポータルも無料の追加機能としてご利用いただけます。
新アイテムの見積り取得や、既存の見積価格の更新には時間がかかり、そのプロセスも複雑な場合があります。NetSuiteの見積依頼書 (RFQ) は、要件収集、ベンダー選定、仕様の連絡、入札の受入れ、価格更新など、すべてのプロセスを共通の画面で簡単に管理します。ベンダーが選定されると、該当のベンダーとアイテムの記録がすべて自動的に更新されます。購入契約書の作成や、承認が必要な個所ではワークフローを利用することも可能です。
購買取引の成立とコンプライアンスの確保は、事業コスト管理で極めて重要な部分です。NetSuiteでは、購入契約書でこの作業に対応します。契約はRFQプロセスからマニュアルか自動で成立させることができます。また、自動実行機能で、将来的に成立させることも可能です。コスト下限と上限の定義や、合計購入額、請求額、入金額の記録も可能です。