個人のPCなどに分散していたデータをNetSuiteで統合して一元管理

分散していたデータをクラウドベースのERPで統合
世界標準のプロセスで業務を効率化して競争力を強化

キュリエは2005年の創立以来、オフィスサプライ品の輸入・卸売を中心に国内市場に特化してビジネスを展開しています。競合もほとんどが日本企業ですが、そうした中でアドバンテージを確立するためには、どんな手を打つべきか――。同社はグローバルで成功している先進企業が活用するERPを、自社でも取り入れることが最大の武器になると確信し、Oracle NetSuite を導入しました。

スマートフォン分野のサービスで 新市場開拓へ: キュリエは、創立以来主軸としているオフィスサプライ品の輸入・卸売の事業に加え、スマートフォンの外観をオリジナルの写真やイラストなどでドレスアップできる「スマラピ」という新サービスを今後の事業の柱とすべく注力しています。さらに、ECとルートセールスを主としていたこれまでのビジネスから新たな市場開拓に向けて、社員一人ひとりが自分のアイデアで積極的に挑戦できる環境を整え、組織全体で革新を促進していこうとしています。

データが散在しリアルタイムでの 情報共有が困難に: 同社はこれまで各部署で異なる業務パッケージ等を使用して販売管理、在庫管理、会計業務を行っていたため、データが個人のPCなどに散在し、データの一元化やリアルタイムな情報共有が困難でした。その中でも在庫管理における手作業への依存は、さまざまな問題を引き起こしていました。数量の誤差やタイムラグが発生し、経営判断に必要なレポート作成にも時間がかかるため、迅速な意思決定が妨げられ、新規事業への取り組みにも支障を来していました。加えて、在庫管理の不正確さが販売機会の損失やコスト増加を招き、事業の成長を妨げる一因となっていました。

戦略的経営を実現する情報活用: 同社は、より高い生産性を実現するためには、業務プロセスの統合によるデータの一元管理と、リアルタイムな情報共有が必須と考え、グローバルでの豊富な実績を持ち、ビジネスモデルの変容に柔軟に対応できるNetSuiteを2022年に導入しました。NetSuiteがビジネスの標準プラットフォームとして定着したことで、社員はより付加価値の高い業務に時間を割くことが可能となり、新規事業の立ち上げや市場拡大に集中できるようになりました。特に在庫管理については、リアルタイムで在庫が可視化できるようになり、商品の入出庫やロケーションの追跡が可能に。これにより適正在庫の維持を実現しています。また、金額ベースだけでなく、SKUレベルでの詳細なデータ分析が可能となり、売れ筋商品の把握や的確なマーケティング戦略を実践できるようになりました。さらに、当初は想定していなかったSFA的な活用でもNetSuiteは大きな効果をもたらしています。展示会への出展時にブースの来場者から集めた名刺データの取り込みからリード（見込み顧客）としての登録、フォローメールの送信まで、一連の作業をNetSuiteで自動化。営業チーム全体で毎回50時間近くを費やしていた作業負担を0（ゼロ）としました。

全従業員でNetSuiteをフル活用したデータドリブン経営を推進: 同社は引き続き、NetSuiteのさらなる高度利用を進めていきます。重要な経営指標を一目でリアルタイムに確認できるダッシュボード機能や、ビジネスニーズにあわせてカスタマイズ可能なレポート機能の利用拡大もその1つです。さらに売れ筋や市場動向の分析に基づいた価格戦略の見直しに生かすなど、収益を最大化させるための意思決定のスピードアップに役立てる方針です。また、NetSuiteのユーザーを社内で拡大していくことも大きなテーマで、将来的には契約社員やアルバイトを含めたすべての従業員にNetSuiteのアカウントを配布し、NetSuiteをフル活用していく展望です。あらゆる業務をデジタルで完結できる体制を整え、高度なデータドリブン経営の実現を推進していきます。

株式会社キュリエ

分散していたデータをクラウドベースのERPで統合
世界標準のプロセスで業務を効率化して競争力を強化

会社名

所在地

売上高

従業員数

実装したNetSuite製品

導入パートナー

販売・在庫・会計を包括したデータの一元管理とリアルタイムな情報共有を実現

リソース

No.1クラウドERPについてさらに詳しく

株式会社キュリエ

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