全世界の法人4社分の財務データを連結し、財務管理を一元化
財務報告書の作成時間を3分の1に短縮し、ビジネスのグローバル展開を加速
アメリカに本社を置き、有志の集まりから大型フェスまで規模やジャンルを問わず活用できる、日本最大級のイベント・コミュニティ プラットフォーム「ピーティックス ( Peatix ) 」を提供しているPeatix Japan。「出会いと体験を広げる」サービスとして、オフライン・オンラインを合わせて、常時1万5000以上のイベントが掲載されており、月間1000以上の主催者が新しくプラットフォームに加わっています。日本をはじめ、アメリカ、シンガポール、マレーシアなど27カ国でグローバル展開。3つのグループ会社によりシステム開発及びマーケティングを強化し、サービスエリアを拡大中です。
会社名
Peatix Japan株式会社
本社
東京都渋谷区渋谷3-3-1 A-PLACE渋谷金王 8階
業種
プロフェッショナル・サービス
資本金
296百万円
従業員数
日本 63名 グローバル全体 86名(2023年12月末時点)
グループ会社数
4
旧システム
Xero
比較検討ソリューション
SAP
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「NetSuite OneWorldによって煩雑なデータ処理を排除し、グループ全4社分の
財務データを一元化。財務報告書の作成時間は3分の1まで短縮できました。」 Peatix Japan株式会社 Accounting Director 山本 健一朗 氏
煩雑なデータ処理を排除し、全グループ会社の財務管理を一元化
- コミュニティ支援サービスを
グローバルで展開 - Peatix Japanは有志の集まりから大型フェスまで規模やジャンルを問わず活用できる、日本最大級のイベント・コミュニティプラットフォームを提供しています。2011年にサービスを開始し、現在では会員数840万人、オフライン・オンラインを合わせて、常時15,000件を超えるイベントを掲載。日本をはじめ、アメリカ、シンガポール、マレーシアなど27カ国でサービスを提供し、月間1000以上の主催者が新しくプラットフォームに加わっています。今後アメリカを中心にグローバル展開をさらに加速させる計画です。
- 会計データの連結業務が煩雑化
- 従来の財務会計システムは、1社での使用を前提とした簡易的なサービスで、グループ会社全体を連結する機能はありませんでした。そのため4社分のデータを連結させるには、他のレポーティングツールが必要で、連結の度に煩雑な処理が発生していました。システムに慣れていないメンバーによるミスが頻発し、さらにシステムの権限管理レベルが低いため、比較的容易に大事なデータを書き換えることができる状態でした。
米国SOX法の対応を目指すにあたり、同社の内部統制基準は改善が必要で、決算業務も煩雑な作業を含むレポート作成に3週間ほどかかっていました。また、グループ会社間での取引が多く、データを適切に管理できていないため、財務状況は非常に見えづらく、経理の作業工数が膨らむ結果となっていました。また、国内外の事業展開、及び今後のさらなる拡大を見据え、多言語に対応したシステムも新システムに必須の要件でした。
- 財務報告書作成にかかる時間を
大幅に削減 - NetSuite導入後、会計処理の全てのプロセスがスムーズになり、財務レポートも出力しやすく、細かく現状が分析できるようになり、以前よりも仮説の構築が容易にできるようになりました。また、データ処理の自由度が上がり、新しいフィールドを追加したり、データ項目を増やしたりといったカスタマイズも容易になりました。
大きな成果として、グループ会社毎の財務データを連結させ、一元管理が可能になっています。従来のようにエクセルでデータを統合・整理する必要はなくなったため、ボタン1つで必要なデータが取り出せるようになりました。これまで3週間かけて財務報告書を作成していましたが、システム導入後は7日間での報告書作成を実現しています。さらに、API連携が充実しており、外部の経理関連システムとも連携できるので、外部データをNetSuiteへ取り込み、半自動での仕分けが可能になりました。
加えて、今回LCSをセットで導入したことで、学習コスト・時間の節約を実現しています。充実したコンテンツと共に実際に使いながら慣れていくことでシステム導入がスムーズに進み、学習コストの低減が可能となりました。
- 財務管理のベースを固め、
グローバル展開を加速 - 同社は、今後グローバルカンパニーとして、地域や国に関係なくサービス展開を目指しています。ビジネスの土台となるNetSuiteを活用することで、現在展開する4拠点から、さらにビジネスを拡大する方針です。
将来的に、社員数が増え組織が大きくなれば、さらに財務管理は複雑化していきます。そのような環境でも耐えうるベースを構築していく計画です。また、他システムと連携したり、他モジュールを活用したり、システムとしての拡張性という点でも、今後もNetSuiteを活用する予定です。
ピーティックスは、NetSuiteをグローバルのプラットフォーム構築に向けた最適なツールとして捉えており、国を超えた13の通貨を管理できることや、英語で使えるシステムであることから、海外拠点でビジネスを展開するうえで価値のある投資と考えています。