成長戦略の規模・経営環境の変化に対応できる「時代に合わせた」経営の実践 クラウドを経営に使うということ

クラウドを経営の根幹に取り込み、
グローバル視点で成長する


今日の厳しい経営環境下を勝ち抜く最適な選択肢として、今、会社経営にクラウドコンピューティングを取り入れていくことが注目されています。

アメリカやヨーロッパ、アジア各国、日本でも、クラウドを経営の根幹に取り込み、グローバル視点で成長するモデルが数多く成功を収めはじめています。経営をクラウド化して展開するモデルは、リーマンショック以降の不透明、不況の市場環境で、成長戦略を考えたときに、今後の企業経営の一つの選択肢になると考えられています。

たとえば、グルーポンは、グローバル市場を一つに見立てて、一気に展開していくモデルをクラウドERPで成功させています。たった6ヶ月で26カ国の拠点へ展開を実現し、グローバル時代に短期間な成長モデルを可能にしました。

クラウドによる「持たない選択肢」、そして拡張性の高さ

クラウドのメリットは何でしょうか?

まず、ITの視点から見たクラウドのメリットは、IT資産そのものをアウトソースする、IT資産を持たないことになります。ITを固定資産として持たないことで、経営資源を最適化できるだけでなく、資産の維持・拡張・更新など時間的、人的コストを削減し、会社全体において、無駄の無いオペレーションを実現し、財務視点から収益性を向上させるでしょう。必要な分だけ必要な時に利用するというクラウドによるIT資産を「持たない選択肢」によって、今まで多くの費用負担となっていたITリソースを最適化し、本来のビジネスに集中させることができるようになります。

さらに、拡張性の高さも重要です。クラウドであれば、事業規模に応じて利用範囲を拡大することも、縮小することも、あるいは、一時的に利用を拡大するといったニーズにも柔軟に対応することができます。

成長し続ける基盤としてクラウドを考える

上記に書かれている通りの表面的なITコストメリットのみでクラウドを評価することは、非常に危険です。企業全体で、時代に合った経営インフラに何が必要か、クラウドの本質を見極める必要があります。

クラウドの本当のメリットは、コストだけではありません。経営資産をアウトソースし、必要な機能を成長に合わせて適応していく、さらには、今までできなかったような、合理的なプロセス統合や、すべての従業員が、同じ方向を向き、成長に向けて足並みをそろえられるような経営環境が求められます。クラウドを経営に使うということは、クラウドを経営に取り込むということであり、成長への変革の道しるべになる時代に合わせた経営の実践に耐え得る基盤として、経営に使えるかどうかが重要です。

クラウドのモデルは、企業経営をいち早く、グローバル経営視点への変換を図る意味でも非常に重要な取り組みであると言えるでしょう。

次へ >

営業担当者とチャット

NetSuiteにご関心をお持ちですか?

チャットを開始