貸借対照表と損益計算書

貸借対照表と損益計算書


財務会計システムの目的は、会社の経営状況を社外の利害関係者に公開することにあります。この公開のためのレポート形式は企業が勝手に決めるものではなく、あらかじめ形式が定められています。このレポートの中の代表的なものが貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)と損益計算書です。この2つのレポートはいずれも残高表から作成されます。
貸借対照表は、資産、負債、資本の勘定科目に関するレポートです。図1は、貸借対照表の例です。

残高表の当期残高で借方に格納されている資産の金額を左に、貸方に格納されている負債と資本の金額を右に表示します。このレポートでは、資産の合計金額と負債、資本の合計金額が必ず一致します。図1では、資産が1600万円に対して、負債が1000万円、資本が600万円となっています。この貸借対照表のことを英語ではBalance Sheetと呼びます。そのため、貸借対照表のことを略してBS(ビーエス)と呼びます。また、資産、負債、資本の勘定科目を総称してBS科目と呼びます。

損益計算書は、収益、費用の勘定科目に関するレポートです。図2は、損益計算書の例です。

それぞれの利益に関連した収益と費用の金額を順番に表示して、その差額として利益を表示します。この損益計算書のことを英語ではProfit and Loss Reportと呼びます。そのため、損益計算書のことを略してPL(ピーエル)と呼びます。また、収益と費用の勘定科目を総称してPL科目と呼びます。

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